

20世紀の中ごろ、ギリシャにある小さなシミトラ村にポルフィとミーナという兄妹が暮らしていた。父親がアテネへ出稼ぎに出て留守をしている間、二人は母親のアネークを助け、親友の少年ザイミスや友達になったフクロウのアポロとともに、貧しくささやかでしたが平和な日々を送っていた。ポルフィには、父子で力を合わせて工場を盛り立て、いつか立派なガソリンスタンドを作る夢が、ギリシャ神話や歌が大好きなミーナは、家族で見た映画に惹かれ女優に憧れていた。そんなある日、村を突然の大きな地震が襲い、家族は離れ離れになってしまう。そして、二人の兄妹の大切な父と母はすでに帰らぬ人となっていた。ミーナは心に大きな傷を負い、悲しみのあまりたった一人の兄とはぐれてしまう。ポルフィもまた辛い現実に打ちひしがれていたが、いなくなったミーナを探すために、故郷の村を力強く旅立っていくのだった。青い空、青い海、光り輝くギリシャの村を始まりに、イタリア、フランス…大戦の悲劇を乗り越えて復興へと向かうヨーロッパの地を舞台に、一人の少年の苦難の旅を描く。
| 企画 | 佐野浩平/石川和子 |
|---|---|
| 音楽 | MOKA☆ |
| 脚本・シリーズ構成 | 国井桂 |
| キャラクターデザイン ・総作画監督 |
赤堀重雄 |
| 美術監督 | 坂本信人 |
| 撮影監督 | 森下成一/武原健二 |
| 音響監督 | 望月智充 |
| 色彩設計 | 大平敬志 |
| 製作管理 | 早船健一郎 |
| プロデューサー | 高橋功/田中敦 |
| 監督 | 望月智充 |
| オープニングテーマ | 「ポルフィの長い旅」 作詞:岩里祐穂 作曲・編曲:多田彰文 歌:Ikuko |
| エンディングテーマ | 「君へと続く道」 作詞:榊原広子 作曲:榊原政敏 編曲:京田誠一 歌:ダ・カーポ |

ポルフィ (ポルフィラス)/甲斐田ゆき
ギリシャの小さな村シミトラの生れの12歳の少年。明るく元気で、こうと思ったら一途に目的に向かって突き進む意思の強さがある。一方で、後先考えずに失敗も多い。自動車が大好きでヨーロッパの車には詳しい。夢は車の修理も給油もできてドライバーたちが憩えるサービスステーションをつくること。

ミーナ (マリーナ)/藤村歩
ポルフィの妹の10歳の少女。やや引っ込み思案なところがあるが、想像力豊かで明るく優しい。素直だが兄に対しては憎まれ口もきいたりする。母の手伝いをよくする料理上手。ある時、両親兄と一緒に見た映画が忘れられず“お芝居をする人”になりたいと願うようになる。

クリストフォール/井上和彦
ポルフィの父親。豪快で快活。オリーブ畑とヤギの飼育で暮らしてきたが、一念発起して軍隊での経験を生かしてアテネで自動車修理を学び、町にただ1つのサービスステーションをつくった。家族みんなでヨーロッパを車で旅しようというのが口ぐせ。

アネーク/島本須美
ポルフィの母親。いつもポルフィとミーナをかわいがってくれる優しいお母さん。料理が得意で、みんなはお母さんの作る料理が大好き。

ザイミス/豊永利行
12歳。同じ村に住む、ポルフィとミーナの友人。元気なポルフィに比べてやや大人しく、勉強ができる。アテネの大学に行って学校の先生になるのが夢。家族の仕事を手伝う心優しい少年。

アポロ
コキンメフクロウ。屋根裏に住み着いて以来ポルフィの友達になり、常にそばにいる。