ポール・ジャック・ボンゾン Paul-Jacques Bonzon(1908-1978)
フランス北西部バス・ノルマンディー地方のマンシュに生まれる。
1937年より1949年まで教師を務め、その間に「犬のルツィ」「水夫のデルフ」「星を持つ奇術師」を執筆し、児童文学作家として執筆活動を始める。
1953年「クリスマスのおくりもの」でジュネス賞(第2位)を受賞。
1955年に「シミトラの孤児たち」で世界子供大賞(Price Childhood of the World)およびニューヨーク・ヘラルド・トリビューン賞(Price of New York Herald Tribune)を受賞した。
代表作はクロワ・ルス少年探偵団シリーズ(Les Six Compagnons)。
日本では全1989年~1993年に偕成社よりシリーズ10巻が刊行されている(2007年現在品切中)。

「シミトラの孤児たち」(Les Orphelins de Simitra)は、1964年に講談社・少年少女新世界文学全集21(フランス現代編)として刊行された。2008年2月に、アニメーションの放送開始に合わせて岩崎書店より新訳の発行が予定されている。