第18話 「さよならギリシャ」


(2008年05月04日)

18.jpgペンキ塗りのアルバイトをやり遂げ、お金を手に入れることができたポルフィは、港へ向かいイタリア行きの切符を購入する。船に乗り合わせた小さな女の子マリカは、ポルフィの肩に止まっているアポロに興味津々。仲良くなったマリカはポルフィに家族を紹介する。ポルフィの話を聞いたマリカの両親は、身の上を案じてチーズパイを分けてくれた。それは、母アネークの作ってくれたものと同じ味がした。幸せそうなマリカと家族を見つめ、孤独を感じるポルフィ。今日が自分の誕生日だったことを思い出し、淋しさに耐えながら船上での夜を過ごす。翌朝、マリカの父アルフィオの協力で、定期的に船に乗っているトラック運転手から、ミーナに似た女の子が先週イタリア行きの船に乗っていたと教えてもらう。希望が見えたポルフィが顔を上げると、とうとうイタリアの地が目の前に現れた。